2017年に品種登録された長野県の酒造好適米「山恵錦(さんけいにしき)」。
酒米として人気の美山錦も東北、信越などの寒冷地では栽培しにくく、また稲穂は飯米に比べて丈が長いので
倒伏しやすいという欠点がありました。
後継として山形で開発された酒米、「出羽の里(山酒104号)」と、こしひかりやひとめぼれ系のお米を親に持ち、
耐倒伏性、耐冷性に優れ、心拍が大きく、アミノ酸の少ない酒米として開発されました。
信州の山々からもたらされる様々な恵みと清々しさとイメージした命名とか。
ステキな名前のお米ですね。
2019年の仕込で数十種類の酒米を扱う酒蔵、酒米のスペシャリスト
上喜元の杜氏佐藤正一の手にかかるといかほどに?!
華やかな香りと清々しさを感じながらもやわらかくなめらかな味わいが特徴。
より味わえる、無濾過生原酒で出荷されました。
酒米としてもできたてほやほやの「山恵錦」。
まだ長野県の酒蔵でしかほとんど扱われていませんが、
今後が期待される酒米です。